フェンダーミラーはデザイン上の問題でトラックとタクシーのみので採用されており、首を振らずに後方確認が出来る長所があります。
ドアミラーはミラー自体の面積を大きく出来るなどですが首を振らなければ見られないことが最大の欠点です。前方不注意につながります。
私の体格は、胴長短足+猫背なので、顔を大きく振らないとドアミラーが見えないのです。
そこで、純正のドアミラーを取り外し、「日本デレル株式会社」が製造している「ミルゾーン」を利用して、フェンダーミラーに改造しました。
幸い、ミルゾーンを使った完全フェンダーミラー仕様の状態で、ディーラーにて車検を通すことが出来ました。
※このRAV4は、過去フェンダーミラーで製造実績があるようですので、包括して、車検に合格したかも知れません。
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2014年5月13日現在
製造元の「日本デレル株式会社」のホームページにアクセスできなくなっていますが、企業は存在しているようです。
販売は、「震度7対策委員会」が「amazon.co.jp」で行っています。検索キーワードは「ミルゾーン」です。左右セット販売のみです。
フェンダーミラー仕様にするにあたり、ミルゾーンの改造が必要になる場合があります。
理由としては、走行中に路面の凹凸等で大きな衝撃が加わると、ミラーの向きが変わる可能性があるからです。
※私が購入した2002年頃の話です。改良されているかも知れません。
ミラーの大きさは、RAV4の取扱書とほぼ同じ 写真は、右側用 ミルゾーンの取り付けのためにボディーに穴を開けたり、加工したりする必要はありません。 |
一番やっかいなのですが... ドアミラーがついていた穴は、ホームセンターで購入した塩ビ板を切断してスポンジ状のゴムを張ってシールしました。 |
※右側の写真が上手に撮れませんでしたので、左側のみを掲載しました。
ドアミラーの視界 | |
ドアミラーを外さずにフェンダーミラーから見た視界 純正のミラーが写り込んでしまい、大変見にくいです。 |
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ドアミラーを取り外し、フェンダーミラーから見た視界 見えている範囲は、ドアミラーと変わりませんが見える大きさは、小さくなります。 ※上の写真よりも、ミルゾーン本体をやや手前に移設しましたので、視界が違います。 |
風圧試験として、高速道路を速度100Km/hを上限とし距離1000Km以上走行しました。
振動試験として、河原を40Km/h程度で走りましたがビクともしませんでした。
その他、急制動でも、方向が変わってしまうことはありませんでした。
以前、各自動車メーカーに「ボンネットのある車にどうしてもフェンダーミラーを取り付けたい場合、引き受けてもらえますか?」と質問したところ全社から「出来ない」の返答が返ってきました。
しかし、その後の調査で、各メーカーの系列会社で「特注を受けているところ」であれば、引き受けてくれることが分かりました。
本家メーカー | 請け負ってくれる会社 | 確認した方法 |
トヨタ | モデリスタ | 実績有り トヨタディーラーの担当者に「フェンダーミラーにしたいのだけど、モデリスタに連絡を取ってほしい」と言えば、納車時にフェンダーミラー仕様になるらしいです。ヴィッツなどボディー形状が特殊な車を除く |
日産 | オーテック | 電話で確認したところMACHなどボディー形状が特殊な車を除き、可能とのこと |
スバル | ScLaBo | 店舗によっては、施工してくれる可能性はある。 |
業者でフェンダーミラーを取り付けた場合、見栄えが悪いという理由で下取り価格が下がる可能性があります。
ミルゾーンであれば、下取りに出すときに取り外せば問題ありません。ただ、ミルゾーンが取り付けられていた部分は日光に照らされないため「塗装の焼けムラ」が発生する場合があります。